iPhone12Proのカメラをデジタル一眼と比較してみた
先日、iPhone12Proを導入したわけですが、思ったよりもいい感じに撮れるんですよね。
明るめのところはもちろん、夜景とかもかなりきれいに。
というわけで、iPhone12Proとデジタル一眼で同じ写真を撮って比較してみました。
用いる機材は、
- iPhone12Pro: 撮影アプリは標準のカメラアプリ。これをOneDrive経由でPCに取り込んだ後、Lightroomに読み込ませて作業しています。
- デジタル一眼: Nikon D500 + Sigma 18-35mm F1.8 ART。RAW撮影した後Lightroomに読み込ませて作業しています。
どちらも、必要に応じて多少の補正をかけています。
まずは、比較的明るめの写真から。
どちらかがデジタル一眼で、もう片方がiPhoneです。
わかりますか????
わたしはわかりません(笑)
正解は、左がiPhone12Proで、右がデジタル一眼です。Lightroomのルーペ情報を見てみましょう。
続いて、各部を拡大表示してみます。同じく、左がiPhoneで、右がデジタル一眼です。
あんまり変わらない気がしますね。でも、左側のほうが荒いような気がします。
よく見てみると、右側には「Lucua」の文字が見えるのに対し、左側ではおなじところにある文字が潰れて見えません。
次は、「GRAND FRONT OSAKA」の文字の部分を拡大しました。右側はなんとなくそう書いてあるのかな...と読めそうな気がしますが、左側はちょっと分かりづらいです。ディティールも崩れていますね。
続いて、入り口の看板?などがある部分を拡大してみます。右側は、看板に文字が書いてるのが見て取れますが、左側は潰れていて何も見えません。
続いて、夜景の写真です。
どちらがiPhoneで、どちらがデジタル一眼でしょうか。
正解は....
左側がiPhone、右側がデジタル一眼です。
細部を拡大してみましょう。
左側(iPhone)では、ホテルの屋号が潰れて、かろうじて見えるかな?といったところです。道路のラインはところどころつぶれてしまっていますね。
別の部分を拡大してみます。
観覧車の部分に注目してみると、右側(デジタル一眼)はスポークがくっきり見えますが、左側(iPhone)はつぶれていまっています。そのほかにも、右側はマンションの形がくっきり見えますが、左側は窓が潰れてしまっています。
さて、次の写真。
どちらが iPhone で、どちらが デジタル一眼 でしょうか。
..
.
.
正解は、左がiPhoneで、右がデジタル一眼です。
個人的な感想ですが...
全然。区別が付きませんよね。
各部を拡大してみましょう。
左側(iPhone)は建物の形が分かる程度ですね。右側(デジタル一眼)は、建物のフロア数までわかります。ディティールがちゃんと残っているんですね。
さて、いかがでしょうか。
細かいところまで拡大して確認すると、かろうじてデジタル一眼のほうがくっきりはっきりしていて画質もいいな!!ってなりますが。
画面で見るだけ、とか、ハガキサイズに印刷する、とかだったらそんなに変わらないのではないでしょうか。
デジタル一眼ってもういらない?ってなるのではないでしょうか。
だって、細かく拡大しないとデジタル一眼と区別つかないレベルですし、しかもこれからLiDARセンサーとの連携での「ボケ(Bokeh)」の表現が深まっていく。
ほんとのほんとに、本を出版するとか、A4見開きのページに印刷する写真を撮影するのでなければ、iPhoneで充分...というようになるのではないでしょうか。
まあ、私はそれでもデジタル一眼を使い続けますけどね。